今日は中学生が海外留学をする上で気をつけるべきことを紹介していきたいと思います。
私はとある私立学校で教員をしています。英語に力をいれている学校の特色柄、年間で2.3名は海外留学の手伝いをしてきました。
海外留学を考えるうえで教員としてみなさんが考慮するべき事項を紹介していきたいと思います。
中学校の場合、学校は海外留学には消極的
現在、日本は中学校は義務教育となっています。そのため、文部科学省はあくまで日本国内で(もしくは海外の日本人学校で)教育をうけるように推奨しています。これは、当然、日本の教育カリキュラムを全国民に受けさせるという日本の憲法の方針の現れでしょう。
当然、文部科学省がこうした方針ですので、各学校は海外留学を推奨することはありません。公立はもってのほか、私立学校でもこの方針は強いです。国際色豊かな学校であっても、この方針を突破することは難しいです。
②「欠席」扱いになる
当然、学校の方針(日本の教育方針)に逆らって、海外留学をすることは可能です。しかし、実際に海外留学をした場合に、その弊害となることもいくつかあります。その1つが留学期間は「欠席」扱いになる、ことです。
- 受験の不利になりかねない
「欠席」扱いになるということは何を意味するかわかりますか。簡単に言うと、その期間のテストは全て0点で処理されるということです。その結果、成績がオール1になってしまいます。多くの高校で内申は重視されるので、これは大きな痛手になるでしょう。しかし、多くの中学校で高校受験のための内申点は中学3年生の1学期及び2学期をみて処理しますので、中学3年生までに海外留学から戻ってくれば問題はないでしょう。
- 海外留学に行くなら中学2年生の間
正直、中学生の海外留学は弊害が多いです。しかし、もし決行するのであれば、中学1年生の夏以降が良いです。
中学3年生で行くのは受験の面で問題があります。すると、中学1年生か中学2年生となりますが、留学期間は日本の学習がいっきで抜けるということを考えると、できるだけ早い時期に留学にいき、帰国後抜けた分のフォローをしていくほうが良いでしょう。
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