中学生にスマホはまだ早い!?学校教員が語るメリットとデメリット

現在、文科省のデータによると小学生のスマホ所持率は29.4%、中学生のスマホの所有率は66.7%となり、高校生にもなるとスマホ所有率は95.9%にもなります。(文科省HP:http://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/h29/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf )

これは全国、全体のデータなので、極端な話、東京や大阪といった大都市では所有率はこれよりも高くなり、島や田舎では所有率は下がるでしょう。

こうした中で、子供のスマホ依存に頭を悩ませる親も多いことでしょう。

今回は中学生にスマホを持たせることのメリットとデメリットを紹介したいと思います。

メリット

①連絡を常に取れる

スマホを持たせる理由に、「安全面」の考慮があるでしょう。

最近では、LINEも普及し、子供との連絡も気軽にできるようになりました。

いざという時の連絡手段としてスマホを持たせるのは便利で安心ですよね。

②子供同士のつながりができる

中学生にもなると、LINEでクラスグループができていることは当たり前になります。行事や遊びなどの時にLINEで連絡を取り合うので、もしスマホがないと「そんなの知らなかった」ということになりかねません。

親の世代からするとありえないかもしれません。

でも、残念ながら「LINEやSNSでつながる、それが今の常識」なのです。

③最先端技術に慣れることができる

これは意外と大きい効果だと思います。

今後、新たな技術がどんどんと私たちの生活を取り巻いていきます。気がつけばどんどんと取り残されていくでしょう。

まだ、親の世代ならばスマホに慣れていない人もいるかもしれません。しかし、子供たちが大人になる頃にはスマホが使えないなんて労働人材として使えないという時代になるでしょう。

よくよく考えてみてください。最近の飲食店では、店員さんがもっていたこれまでオーダーをとる機械もスマホに取って返られています。

スマホを持つと最先端の技術を触れること、そして慣れること、さらには使いこなすこと、につながるのです。

デメリット

①スマホ依存症のリスク

これが一番危惧するところですよね。私の感覚でも、クラスの20〜30%がスマホ依存症が認められます。

スマホ依存症になると、精神的不安定につながったり、生活リズムが狂ったり、学力が低下する、など悪い影響がどんどんと出てきます。

②コストがかかる

当然ですが、携帯の契約にはお金がかかります。しかし、現在は格安スマホも普及していて月々1500円前後に抑えることができます。

そのため、コスト面ではあまり苦慮しないでしょう。

( 内部リンク:子どもにスマホを与えるなら絶対にマイネオがおすすめ!格安携帯SIM厳選! )

それでもスマホはもたせた方が良い!!

中学生にスマホをもたせることはさきほど挙げたようなメリットもデメリットもあります。ただ、結論としては、絶対にもたせた方が良いです。

理由は簡単です。

この先必ずスマホを持たないといけなくなる時がくるからです。

その時期が遅ければ遅いほど、その反動で依存症になる可能性も高くなります。

この先、スマホを持たずに生活するのはなかなか厳しい時代がやってきます。

中学生のうちにその訓練をしていくべきなのです。

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この記事を書いた人

【経歴】
大学院修了後、日本のとある中高一貫私立学校にて勤務中!!
小中高の教員免許及び国際バカロレアの教員免許を所持。大学時代には言語教育、大学院時代には帰国子女や海外の日本人学校の研究をしました!
もうすぐ30歳!!1歳の息子を子育て中です!!

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