今日は子供の褒め方・叱り方について紹介していきたいと思います。
どの学校も子供は教育実習生が来ることを毎年心から楽しみにしています。
しかし、残念ながら、最初の2.3日で子供達から見放される、そんな教育実習生もいます。
子供から嫌われる教育実習生は大抵「子供の褒め方・叱り方」が上手ではありません。
今回は、教育実習生に意識してほしい「子供の褒め方・叱り方」を説明していきます。
子供の褒め方のコツ初級編「具体的に褒める」
もし子供がテストで100点を取ったらみなさんはどのように褒めますか?
一番最悪なのは「すごいね!!」です。
実は、子供を褒める時に一番重要なのは、具体的に褒める、ことです。
教育実習生は大抵よく褒めようとします。
しかし、よくありがちなのが
「すごいね!!」「やるじゃん!!」
という言葉たちです。
何がすごいのか、が実は伝わってこないと子供たちも
この先生適当なこと言っているな
と見抜いてきます。
なので、テストで100点取ったならば、まずは
100点とれてすごいね!!
と具体的に伝えましょう。
子供の褒め方のコツ中級編「頑張りを聞く」
子供は話を聞いてくれる人に信頼を置きます。
そのため、子供との会話は実は子供主体で話させるとよいのです。
もし子供が100点をとったら、
まずは「100点取れてすごいね!!」と褒めましょう(初級)
そしてその次に「今回はなにかプラスして頑張ったの?」「家でしっかりやったの?」などなど、生徒が努力した内容を聞きましょう。
生徒からすると、成功するにあたった努力を自信持って話ができるのでとても嬉しい機会であると同時に自己肯定感も育まれます。
子供の褒め方のコツ上級編「普段からも見ているよ!」
子供との関係において、一番大切なのは、子供自身が「こんなところ先生見ていてくれたんだ」と感じることです。
先生がしっかりと見てくれているという関係でいれば、生徒が大きく非行にはしることはまずありません。
なので先ほどの100点を取った例だと
「100点取れてすごいね!!」(初級)
「今回はなにかプラスして頑張ったの?」(中級)
ののちに、
「たしかに、最近授業態度が変わってきたもんね」「〇〇先生が授業中たくさん発言してくれているって褒めてたよ」
など、生徒からすると「え、気づいてくれてたんだ!」というポイントを押さえましょう。
そして、ここまできたら最後に
「期待しているよ!!」
と声がけして終えれば、完璧な褒め方マスターです。
子供の叱り方の3つの掟
子供を叱る時に心がけることは3つです。
それは、
短く端的にまとめよ
9回褒めてやっと1回叱る権利あり
その日は必ず笑顔でさようなら
「短く端的にまとめよ」
子供を叱る時についつい長々と話をする実習生がいます。もはや、教員であっても長々叱る人が残念ながらいます。
正直、10分も叱っていても子供は「長いなぁ」としか思いません。
もちろん聞き取りなどは別です。生徒から話をさせる時間は含みません。
純粋に教員が発する言葉だけであれば5分以内できれば2.3分にするようにこころがけましょう。
そして短く端的にまとめるためには、「何がいけなくて」「なぜいけないのか」をしっかりと伝えることです。
9回褒めてやっと1回叱る権利あり
生徒を叱るために、一番大切なことは、信頼関係を築くことです。
信頼関係無しに生徒を叱ることはできません。
信頼関係を築くためには、生徒を褒めることです。
生徒を褒めるには生徒をたくさん見なくてはいけません。
生徒をたくさんみると生徒は「自分をたくさん見てくれる先生」として信頼を置き始めます。
また、日々叱っていると生徒は叱られることに慣れてきます。
本当に必要な時に叱るためにも、ペースとしては9回褒めてやっと1回叱る権利があるということを心にとめておきましょう。
その日は必ず笑顔でさようなら
余談ですが、芸能人の有吉弘行がかつで毒舌キャラであるにも関わらず改めて再ブームが到来したのはなぜか知っていますか。
実は、彼は、どんな毒を吐いたあとにも、必ず笑顔で一言話しかけるのです。
こう見るとマツコなんかもそうしています。
少し話は逸れましたが、大事なのは後味が悪いような状態にしないことです。
どんなに叱ったあとにも、帰りのホームルームなどで何もなかったかのように、「また明日」と話かけましょう。
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