今回は私立教員と公立教員の給料を徹底比較していきたいと思います。
「教員 私立 公立 給料 比較」なんて調べてみると、いろいろな情報があって困ってしまうのではないでしょうか。
また、よく「平均給料」が紹介されていますが、一生懸命給料の比較サイトを調べている人の多くは、就職もしくは転職を考えている人が多いのではないでしょうか。
つまり、校長や教頭などの管理職を含んだ「平均給料」なんて興味ないですよね。
ですので、今回はずばり、もしあなたが就職したら(もしくは転職したら)、どの程度給料がもらえるのかを簡単に紹介していきたいと思います。
そもそもボーナスはどれくらいもらえるのか
まず、初任給などの紹介の前に、ボーナスの話しをしたいと思います。
ボーナスは公立の場合、年間で4ヶ月分となります。
私立の場合も学校によりますが多くの場合年間で4ヶ月分となっています。
公立と私立、両方において残業代は発生しません。
ですので、ここで紹介する給料×16ヶ月(12ヶ月+ボーナス4ヶ月)=年収という計算になります。
公立教員の給料は?
公立教員の給料は、都道府県によって異なります。
一番良いのは東京で、大卒で25万弱となっています。
私の感覚では、年齢=月収と考えてよいでしょう。
というのも、公立は大体の場合年間で約1万円の昇給があるからです。
ただし、この計算ができるのはあなたが教員経験(非常勤や常勤講師など)がある場合のみです。
例えば、もしあなたが、大卒後、非常勤講師として2年勤務の25歳としたら、
大体年収は25万×16ヶ月=400万ぐらいという計算で予想がされます。
私立教員の給料は?
次に私立教員の給料を紹介していきます。
私立の場合は、学校によって給料が全く異なります。
私立教員はある意味、企業のサラリーマンと雇用形態は同じです。
企業の財政が安定していればもちろん社員の給料が良いというのと同じように、学校に資金があればあるほど教員の給料も良くなります。
ですので、露骨な言い方をすると給料が良い学校は次のような特徴があります。
①生徒が集まる学校(早稲田や慶応、灘といった有名進学校)
補足:有名進学校として人気の早稲田実業高校等は初任給は25万弱とされています(学校HPの採用情報に過去記載)が平均年収が1000万ともきくので伸び率が良いのでしょう。
②生徒の家庭がお金持ちの学校(いわゆるお嬢様・おぼっちゃま学校)
補足:埼玉にある星野学園はその典型で、過去の学校HPの採用情報では初任給は32万程度となっています。ただ、伸び率は低いとか。
③経営母体が安定している学校(日大附属といった経営母体がものすごく資金をもつ学校)
補足:日大附属はこの典型で、初任給であっても30万は越えると言われています。
私立の場合は学校によって大きく給与が分かれるため、これらに当てはまらない場合、場所によっては初任給が20万に満たないという場合もあります。
今回は公立と私立の初任給を比較してみました。
初任給がよければそれだけ応募者は集まります。しかし、私立の場合は教員が辞めた分補充していくという経営ですので、募集分教員が辞めた、ともとれるのです。
初任給が良いのに毎年のように教員を募集していたり、年度末になってもまだ募集をしている学校などは当然、何か難があると思ってよいでしょう。
そういった意味でも、私立、公立問わず、就職(転職)活動は年度始めからやっていくとよいと思います。
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