今回は新大学入試制度の「英語」について特徴を簡単に解説したいと思います。
現在行われているセンター試験、これは2019年度(2020年1月)の実施を最後に廃止されることになっています。
そして、この代わりに2020年度からスタートするのが「大学入学共通テスト」(以降、「共通テスト」)です。
今の高校1年生(2018年4月時点)から、この「共通テスト」(2021年1月実施)を受検することになっています。
(引用:河合塾HP)
特徴①「書く(Writing)」「話す(Speaking)」が加わる
英語の試験では4技能(読む・聞く・話す・書く)を評価するため、実施形態を含めて大きく変わります。
現在のセンター試験では「読む&聞く」試験となっているため、実際には「書く&話す」が加わるということになります。
ではどういった内容になるのか、次で説明していきます。
②外部試験の受験が必須になる可能性
「書く(Writing)」「話す(Speaking)」が加わるのが共通テストの大きな変更点です。
しかし、特に「話す(Speaking)」を受験者全員に当日に求めるには時間的に不可能でしょう。
なので、民間の資格・検定試験を活用することが決まっています。
民間の資格・検定試験というのはいわゆる英検やTOEICなどですね。
これらのスコアを段階評価し、テストに反映されることになります。
今のところ、国公立はこの外部試験が必須になるとされています。
おそらく私立もそうなっていくだろうと予想されますね。
③試験時間に大きな変更はなし
センター試験における「筆記」は共通テストからは「筆記(リーディング)」に改められます。
試験時間は「筆記(リーディング)」80分、「リスニング」60分(うち解答時間30分)ですので現在のセンター試験と変わりません。
④問題の内容は大きく変わらない
問題をみてみると、現在のセンター試験と問題の傾向は大きくは変わりません。
(本記事の最後にプレテストの問題を載せてあります。)
つまり、当日の筆記試験(リーディング)に関してはこれまで通りの対策で大丈夫だということです。
今回は新共通テストについて紹介しました。
外部試験の導入が一番大きな変更点でしょう。
外部試験を導入するということは、それだけ試験の回数が増えるということになります。
例えばTOEICと英検を全て受ければ、年に十数回の試験が受ける事ができます。
一発試験に弱いひとにとっては大きな安心材料になるでしょう。
<英語の試験問題はこちら↓>
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