今回は現役教員として「なぜ自分の子どもが不登校になっているのかわからない」という悩めるご両親のために、
学校現場ではどんな理由で子ども達は不登校になっているのかを紹介していきたいと思います。
パターン1 友人関係
一概に「友人関係」といっても大きく2つに分かれています。
1つ目は、「いじめ」の対象になっているというパターン。
そしてもう1つは「居場所がない」パターン。
ある意味、「いじめ」の場合は対処が簡単です。
なぜなら、誰が悪いかがはっきりしているからです。
学校に相談して対応をしてもらいましょう。
しかし、問題なのは「居場所がない」というパターン。
これは、
例えば学校では誰かに危害を加えられるわけではないけれども、仲が良い友達もいない。
誰かに避けられている訳ではないんだけども、なぜかいつもお昼ご飯はひとりぼっち。
また、表面上は仲良くしているんだけれども、すごく気がつかれてまいってしまう。
等のことが考えられます。
これは単純にたまたま気が合う人がいなかったということかもしれません。
一つの対処方法としては転校などがあるでしょう。
パターン2 反抗期
反抗期に入ると、例えば朝「起こされる」だけで反抗して学校に行かないということも多くあります。
ただ、この場合の多くは、子どもが愛情を欲している場合がほとんどです。
つまり、親に反抗する(=困らせる)ことで、構ってほしいのです。
なので、この場合は、たくさん話しをする機会を設けましょう。
パターン3 親が甘い
突然ですが、今日の晩ご飯を作らなくて良い理由をいくつ考えることができますか?
「仕事が忙しいから」「頭がいたい(ような気がする)から」「この間、旦那にまずいって言われたから」「気に入る材料がないから」などなど、
正直言うと「やらなくて良い理由」を考えるのってものすごく簡単です。
子どもも学校に行きたくないなというだけで、学校に行かなくてよい理由を考えだします。
「(そういえば、この間ちょっとからかわれたし…)友達に嫌な事言われたから」
これがよくある都合のよい理由です。
ただ実態は、
夜中おそくまでゲームをしていた、眠い、めんどくさい、
そんなもんです。
この場合の対処としては、休むなら休むなりに徹底的に「休ませる」ことをやりましょう。
つまり、ゲームやスマホは無しです。
今回は、子どもが不登校になる理由を紹介していきました。
不登校になる理由は様々ですが、親としてできる最低限のことは子どもの学力を確保してあげることです。
学校に一日行かないだけで一日約7時間は学習が遅れます。
いくら学校に行かずに勉強するからといってがんばっても、せいぜい2、3時間でしょう。
毎日7時間も一人で勉強なんて不可能です。
もちろん学校に行くことが全てではありません。
ただ、もし学校に行かないという選択肢をするのであれば、「通信教育」「塾」などをフルに活用していくべきでしょう。
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