最近は不登校に関連する記事を多く書くようになった管理人です。
現役で教員をしているのですが、実際に私のクラスにも不登校の生徒はいました。
その対応などに関してはこちらの記事を読んでみてください。
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教員をしていると、実際に高校受験の指導にあたることも多々あります。
不登校の生徒の場合、やはり聞かれるのが
「受験できますか?」
「受験受かりますか?」
という質問です。
今回は、不登校の生徒の受験について包み隠さず教えたいと思います。
高校受験をできるかどうか?
不登校の生徒の場合でも高校受験はできます。
経験上、「欠席数が多いと受験はできません」と言われたことはありません。
ただし、合格できるかは、正直学校によると思ってください。
表向きは公表しておりませんが、欠席数が多い場合、高校から中学に問い合わせがきます。
その中で、「受験はできるけれども、合格は基本だせないです」と言われることも結構あります。
このように、学校によって対応は異なるのですが、大きくは私立と公立でその対応は違います。
公立高校を受験したい場合
実際には、公立高校のほとんどの場合は欠席数が多いと不利になります。
ただし、公立高校の場合は「申告書」のようなものの提出が認められる場合が多く、そこで不登校だった理由などをしっかりと記載すること、そして高校からは通学する意思があることが認められれば、不登校であっても不利益を負わずに済むという救済処置もあります。
ですが、不登校であっても、公立高校の場合は基本的には「内申点」が不可欠です。
不登校の場合は内申点が低いことも多々あります。
正直、不登校で公立高校を合格するのはほんの一握りだということは覚悟してください。
私立高校を受験したい場合
私立高校の場合、その学校が不登校の受け入れ態勢が手厚いかどうかで決まります。
今までの経験ではそもそも「年間欠席10日以上は基本取らない」と言われたこともあります。(もちろん、表向きには公表していません。)
ただ、現在は私立の高校も多様化していますので、不登校のような生徒を積極的に受け入れる高校もあります。
その最たるものは、通信制の高校です。
正直、一般的な全日制の私立高校を受験するのは、かなり難しいと思ってください。
教員になって、実はこんなに「欠席数」がシビアにみられるということを実感しています。
全日制の学校にあえて通わないという選択肢も正直今の時代ではありなのかもしれません。
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