今日は現役教員として、「最近の子どもの不登校の理由と対処の仕方」について説明をしていきたいと思います。
昔は嫌でも学校に通わせるのが良いとされていましたが、
現在では「無理はしなくていいよ」というのが学校の指導方針です。
今でも、保護者は無理やりでも行かせたがるのですが、
たしかに現場で子どもたちをみていると、
無理やり行かせることで上手くいったパターンは皆無です。
もし不登校の子どもの対応について知りたい場合は↓を参考にしてください。
【不登校の受験勉強】現役教員が語る不登校向けのおすすめ勉強法
【不登校】は家庭教師や塾に通わせるな!その理由を現役教員が語ります
子どもが不登校になる理由①「ゲーム依存」
最近増えているのが「スマホゲーム依存」が原因での不登校です。
スマホゲーム依存の一番の問題は、昼夜逆転してしまうからです。
最近のスマホゲームは、クリアがありません。
昔のゲームは一度クリアをすると飽きたりしたのですが、今のゲームは永遠と続いていきます。
<対処の仕方>
ゲームの時間を決める→聞かなかったら没収→最終手段は病院
現在、ゲーム依存も「病気」として認定され、対応には医学的な対処(つまり治療)が必要とされています。
病院やカウンセラーに相談するのはとても有効な手段でしょう。
子どもが不登校になる理由②「いじめ」
これは昔からある大きな理由ですね。
この場合は、特に無理をさせてはいけません。
最近は非暴力のいじめ(ネットやSNSなど)も増えています。
<対処の仕方>
学校に相談→子どもには無理をさせない
転校などを考えるのも良い。進学で環境が変われば復活する場合も多々あり。
子どもが不登校になる理由③「充実感がない」
最近は「大きな理由はないけど休む」という子どもも増えています。
こういう生徒は大抵は、学校生活に充実感がありません。
<対処の仕方>
部活などに入ってみる
放課後の地域の習い事も有効←学校と直接関係なくても、日々の生活に充実感が生まれれば、学校生活にも良い影響を与えます。
子どもが不登校になる理由④「居場所がない」
先ほどの「充実感がない」と似ていますが、学校に居場所がない場合はどうしても不登校になりがちです。
子どもが居場所がないと感じるパターンとしては、友達ができない、先生に構ってもらえない(おとなしい生徒や問題行動のない生徒は指導の対象にならず、結果あまり先生と話す機会がない場合も結構あります。)、などです。
子どもはほとんどの時間を学校で過ごすため、居場所が無い中で学校生活を送ることは苦行でしかありません。
<対処方法>
部活などに入ってみる
放課後の地域の習い事
学校の先生に相談する。
当然ですが、不登校になるのは何か理由があります。
大事なのは、子どもがなぜ不登校になっているのか、
それを保護者として見極めることができれば、十分に改善の余地があります。
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