こんにちは。今日は教員採用試験の合格に向けた準備期間の話しをしていきたいと思います。
まず、私の出身大学及び大学院は教員養成系ではかなり評判のある学校でした。当然、学校で教員採用試験に向けた対策セミナーなどもありました。ここでの情報と経験からお話していきたいと思います。
1.採用試験合格者は平均3.2回で合格
2017年全国小中高教員採用試験合格者調査では、平均3.2回で合格のようです。さらには、一般的には大学三年の秋から勉強をし始める人が多いようです。
各校種別倍率(平成28年度:参考 文科省 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/senkou/1381770.htm)
小学校 | 3.6倍 |
中学校 | 7.1倍 |
高等学校 | 7.0倍 |
特別支援学校 | 3.7倍 |
養護教諭 | 7.4倍 |
栄養教諭 | 7.7倍 |
ちなみに、合格者の中で新卒採用が占める割合は36.2%のようです。つまり採用試験合格者の中で3人に1人ぐらいの割合が新卒だということです。かなり狭き門だということがわかります。
2 準備期間は1年間で十分
さきほど、散々恐ろしいデータをだしておいて、教員採用試験への準備期間は「1年でいいの?」と思われるかもしれませんが、1年間で絶対に十分です。もちろん理由があります。
まず、教員採用試験は大きく1次試験と2次試験があります。
そして、細かく分けると
1次試験は専門科目、教職教養、一般教養(自治体による)、論作文(自治体による)
2次試験は、面接、集団討論(自治体による)、模擬授業(自治体による)
となります。
この1年で対策をするのは、1次試験です。
1次試験では当然知識を問われます。知識は勉強しないとわかりません。例えば、学習指導要領や教育法規なんて考えたところでわかりません。準備して覚えるしかないのです。
しかし、2次試験では、知識よりも対応力や判断力が問われます。例えば、「クラスでいじめがあったらどうするか?」と聞かれて、ある程度対応の仕方は知識として持っておく必要はあります。しかし、重要なのは「その場の受け答えをしっかりと対応できるかどうか」です。
そのための基礎は1次試験の対策でつきますし、1次試験終了後の約1ヶ月半で十分な勉強時間を確保できます。
3 合格の目安点
各自治体では教員採用試験の合格点は発表していません。ただ、これまで一次試験で合格した人を数多く見てきましたが1次試験に関しては60%取れていれば合格しています。あくまで目安ではありますが、だいたい7割をとれるように勉強すればまず落ちることはないでしょう。
次の記事では、具体的な対策プランニングを紹介していきます。
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