今日は私立学校の教員採用試験の面接対策において必ずやるべき「事前訪問」についてお話したいと思います。
私立学校の教員採用の方法は大きく分けて以下の2つあります。
①私学教員適正検査を受けてその結果を使用して教員採用を勝ち取る。(面接のみの場合が多い)
②自分で教員求人情報を手に入れて面接などを受けてその学校の教員採用を勝ち取る。(筆記試験や模擬授業+面接の場合が多い)
どちらの方法であっても必ずあるのが「面接」です。
<公立と何が違うのか?>
基本的な面接内容は変わりません。教員になりたい理由といった志望動機や自分の長所短所といった一般質問、「いじめがクラスであったらどう対応するか」といった場面指導に関する質問、いわゆる公立の採用試験の面接内容での対策で大きな部分は大丈夫です。
しかし、これだけでは不十分であるのも事実です。
私立学校と公立学校の教員採用において公立の方が人気なのはみなさんもご存知もしくは体感しているのではないでしょうか。(周りに私立一本で志望しています!!という人はなかなkいないはず!?)
現在、一般的な私立学校の場合、公立の教員採用試験に不合格だった人が私立学校に流れてくる場合が多いです。(それ以外の採用の場合は他校の私立学校からの転勤が多い気がします。)
なので、公立の採用試験の対策はある程度やっている私立学校志願者が多いので他との差がつきづらいのも事実です。
だからこそ、特別な対策が必要なのです。
<面接の前に必ずやらなくてはいけないこと>
私立学校の教員になるためには特別な対策をしなくてはならないことはなんとなくわかってもらえましたでしょうか。
では、具体的にどういったことをしなくてはいけないかを説明します。
といっても、ものすごく簡単なことです。
志望する私立学校に事前訪問に行ってください。
これだけで合格率が異常に上がります。
☆事前訪問の行き方
①ホームページのお問い合わせの欄にて「貴校の教員を志望したいと考えているのですが、ぜひ学校の雰囲気や様子を観させていただけないでしょうか」という旨のメッセージを送る。
②よっぽどのことが無い場合快諾されるので日程調整。
☆何故事前訪問に行かなくてはいけないのか
先ほど、私立学校の教員採用は公立に比べると不人気というお話をしました。(もちろん日大系の給与がとてつもなく良い場合などはのぞきますが…)
もちろん私立学校の採用側もそのことを理解した上で、なんとか良質な教員を採用したいというのが願いです。
あなたが採用側なら以下のどちらを採用したいですか?
①1年後に公立の採用を受けるからといって本校に興味のない志望者
②公立で落ちて不安で就活中なのでわざわざ時間を割いて本校の見学に来た志願者
当然後者ですよね。。。
<事前訪問のメリット>
最後に事前訪問のメリットを説明したいと思います。(デメリットは一切ありません。唯一あるとすれば交通費ぐらいでしょうか。でも、遠ければ遠いほど本気度が伝わるかも。笑)
①事前に学校や生徒、教員の雰囲気がわかる。
公立の場合、どんな職場になるのかな?どんな生徒がいるのかな?と就職前に不安になったりします。しかし、私立の場合はその不安は結構取り除かれます。また、面接の際に実際のイメージで受け答えができるのでやりやすいです。
②管理職に名前を覚えてもらえる。
これは言うまでもないメリットですね。この時点で既にあなたは他の志願者よりも一歩先を行っています。
③熱意が本気で伝わる。
面接当日に、志望動機は必ず聞かれます。いくら言葉で説明したところで、既に行動を起こしている人の方が説得力があるにきまっています。また、話すのがあまり得意でなかったり緊張しやすい人で「熱意を伝えるのが得意ではない」人でも行動で示せるのがメリットだと思います。
④面接当日に結構安心できる。
これもかなりにメリットです。やはり、まったく知らない学校と一度訪問した学校に行くのとではだいぶ気持ちが違います。また、管理職が事前訪問で対応してくれることも多いので、試験当日に「あれ?緊張しているね?笑」なんて面接中に言ってくれたこともありました。やはり、一度会っているというのは本当に安心材料です。
ぜひ、みなさんも「事前訪問」術を使って絶対に合格してくださいね!!
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