今回は現役教員として「教員採用試験の志望理由書」の書き方講座をやっていきたいと思います。
希望の方には個別添削もおこなっておりますのでどうぞご検討ください。
私自身も教員なのですが、現在私立学校にて教員をしています。
ただ、公立の教員採用試験も合格しておりますので、私立・公立問わず今回お教えする書き方で問題なく対応できます。
まず、はじめに…志望理由書は何を書くのか?
そもそも、志望理由書は何のために使用すると思いますか?
もちろん、熱意なども見ますが、一番重要なのは、
志望理由書は面接のために使用する
ということを自覚することです。
つまり、志望理由書そのものが評価され点数化されることはほぼありません。
厳密にいうと、ABC評価はされる可能性はあります。
ただし、多くの場合はBで、よっぽど優秀な場合はA、よっぽど難ありの場合はCという付け方をします。
なので、ここでよっぽどのことがない限りは他の受験者と差がつくことはありません。
試験官は志望理由書に目を通すことで、試験官は「こんな質問をしよう」と考えるのです。
なので、なにが言いたいかというと、
志望理由書の内容は面接でアピールしたいことにつなげる
ことが大切だということです。
全体の大きな構成
教員採用試験において、志望理由書の制限字数は自治体によって異なります。
ですが、志望理由書の構成は大きくこのような形で構いません。
内容面での大きな柱としては
*教員になりたい理由
*その自治体で教員になる意味
の2つです。
原稿の構成の仕方は、
導入:私は〇〇の教員を志望します。その理由は○つあります。(字数制限によってこの数を変えてください。)
展開:1つ目は〜だからです。例えば-。2つ目は〜
まとめ:以上の理由から志望します。
1ステップ「自分のアピールポイントを知る」
ここからは実際に書いていきましょう!!
あなたが教員になりたい理由は何でしょうか?
それを正直にたくさんあげてみましょう。
例:小学校時代の思い出、中学の思い出、子供が好き、実習の経験、安定した職、
などなど最低10個はあげてみましょう。そして、必ず順位をつけてください。
次に、自分の長所を正直にあげてみましょう。
例:優しい、面白い、かっこいい、お金持ち、背が高い
などなど、最低20個はあげてみましょう。そして、同様に、必ず順位をつけてください。
そして、最後に「自分のスキル」を挙げていきましょう
例:英語力、コミュニケーション能力、チャレンジ精神
などなど最低10個は挙げていきましょう。
2ステップ「アピールポイントと志望先の求めることをつなげる」
志望理由書で大切なのは、
自分のアピールポイントと志望先の求めることをつなげること
です。
例えば、
上記で挙げたアピールポイントを例に見てみましょう。
<教員になりたい理由>
小学校時代の思い出、中学の思い出、子供が好き、実習の経験、安定した職
<自分の長所>
優しい、面白い、かっこいい、お金持ち、背が高い
<自分のスキル>
英語力、コミュニケーション能力、チャレンジ精神
↓
この中で教員志望理由として関係ないものはまずは切っていきましょう。
↓
教員になりたい理由
小学校時代の思い出、中学の思い出、子供が好き、実習の経験、安定した職
自分の長所
優しい、面白い、かっこいい、お金持ち、背が高い
自分のスキル
英語力、コミュニケーション能力、チャレンジ精神
さて、ここからが重要なポイントです。
この中で「このポイントがあるから子供に〇〇できる」という一番自信のあるもの、
を出しましょう。
そしてもう1つは、「志望先の公立学校にどんなことを貢献できるのか」を考えましょう。
例えば、横浜市の場合はSDGsを中心とした国際教育を推進しています。
私の場合は国際教育をこれまで研究してきたので、そういった面で貢献できます。
このように、志望先の公立学校にどんなことで貢献できるのか、という面で1つ考えましょう。
まとめ
展開の中で重要なのは
*自分のアピールポイントの中でどういった点が子供の教育にいかせるのか。
*志望先の学校にどういった貢献ができるのか
添削講座も行っていますので、ぜひお問い合わせください!!
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