今日は海外転勤にて海外に住む場合、一番悩むのが
子どもの学校選びはどうするべきなのか?
それを今回は丁寧に説明していきたいと思います。
ちなみに、私は現在、日本のとある私立学校にて教員をしています。
実は、帰国子女を積極的に受け入れている学校ということもある、海外での学校選びは現場としての知見や経験がたくさんあります。
また、そもそも、大学院時代では帰国子女を専門で研究をしてきたため、様々な人が行った研究としてデータなどもたくさん見てきました。
つまり、何が言いたいかというと、
海外転勤で子どもの学校選びに関しては、本当に自信があります!!
今回は本当に気合いをいれて説明していきますので、がんばってついてきてくださいね!!
海外での学校の選択肢
そもそも海外で学校に通う場合、
選択肢は
①現地校 ②日本人学校 ③インターナショナルスクール
の3つです。
それぞれの特徴を説明していきます。
現地校の特徴
現地校とは、いわゆる現地の教育カリキュラムが展開されている学校です。
インターナショナルスクールや日本人学校はそもそも教育カリキュラムが異なるのです。
例えば、日本でいう現地校とは、公立の学校や私立の学校を指します。
日本の学校はあくまで「日本の文部科学省によって認定されたカリキュラム」を展開しています。
そのため、日本の卒業資格を得ることができるのです。
逆を言うと、日本においてもインターナショナルスクールを卒業すると、日本の卒業資格は得ることはできません。
(とはいえ、高卒認定試験などが日本ではあるため、そちらを別途受験することで、国内の大学を受験することができるのですが…。)
現地校を通うメリットデメリットに関してはこちらで紹介しています↓
話しを戻しますが、
現地校に通う場合、一番注意するべきことは
日本の教育がストップしてしまう
ということです。
例えば、高校1年生で現地校に1年間入った場合、日本に帰ってきてからは高2ではなく高1の学年をやり直します。
ただし、学校によっては現地校でも単位を認めて、帰国時に2年生として受け入れるという場合もあります。
また、義務教育段階では、留年は基本的にはありません。
ですが、実際は日本の教育を数年受けていないことになるので、帰国後はかなり苦戦すると思います。
インターナショナルスクールの特徴
海外で子育てをする場合、親が期待するのは、英語力ですよね。
たとえば、現在、マレーシアで子育てをする家庭が増加しているのですが、
現地校に通わせる家庭はほぼいません。
つまり、マレー語を習わせたい家庭はいないのです。
では、なぜマレーシアが人気なのか?
それは、インターナショナルスクールが日本の3分の1以下の値段で通うことができるからです。
日本のインターナショナルスクールは異常に高いというのはご存知でしょうか。
海外で子育てをする&現地の言葉よりも英語を習わせたい、のであればインターナショナルスクールも一つの選択肢になります。
インターナショナルスクールに通うメリットデメリットに関してはこちらで紹介しています↓
日本人学校の特徴
日本人学校の最大のメリットは
日本の教育プログラムを受けられる
ことです。
つまり、日本に帰国後に勉強の補習は必要ありません。
そもそも日本人学校も3つのパターンに分かれます。
1つは、いわゆる公立のような日本人学校
これは、クアラルンプール日本人学校、上海日本人学校、というように◯◯日本人学校という名前のものです。
そしてもう1つは、私立のような日本人学校
例えば、立教英国学院や早稲田渋谷シンガポールのようなものです。
こちらの方が、日本の私立と同じく特徴的な学習が行われやすいです。
さらに、3つめは補習校の存在です。
補習校とは、土曜日や平日の放課後を使って、日本の教育の補習を行うという場です。
英語圏の学校に特に多く存在しているのですが、多くの人は現地校に通いながらも日本の教育に遅れをとりたくないというニーズをもっていて、そういった人の受け皿になっています。
つまり、補習校に関しては、通う子どもは平日は現地校に通い、土曜日は補習校に通う、というようなイメージです。
日本人学校について詳しく知りたい場合はこちら↓
今回は、海外転勤にて海外に住む場合、子どもの学校選びはどうするべきなのか?
ということで紹介をしました。
ぜひ質問やご相談も受け付けていますので、ご連絡ください☆
コメント
コメント一覧 (1件)
アメリカ在住です。現地校プラス土曜日の補習校のパターンも理想的だと思います。
日本語の土台のある子どもたちで、小1ー小3ほどで渡米した子供を指導しております。
母語がほぼ確立していますが、1-2年間は英語の習得に本当に苦労します。
子供の脳はスポンジというアイディアは第2言語習得の研究では、今否定さえれつつもありますね。
先生のブログ楽しみにしております。