GWも終わり、いよいよ教育実習の季節に突入していくことになりますね。
私も長年教育実習生の指導にあたりました。
最初から教員としての素質がある実習生もいますが、中には残念ながら子どもに好かれず辛い実習になる実習生も現実にはいます。
教育実習において重要なのは「準備」です。
一言「準備」と言っても、準備には色々な種類があります。
心の準備、授業準備、子ども達の名前や情報を理解しておく準備、などなどたくさんです。
逆に、準備がないから不安や失敗をするものです。
今回は教育実習に先立って行われる「事前打ち合わせ」について抑えておくべきポイントを説明していきます。
これを抑えておけば間違いなく良いスタートダッシュを切れますので必ず実践してください。
①指導教員の指導方針を確認すること!
教育実習の成功は指導教官との性格が合うかどうかもすごく重要なポイントになります。
そもそも性格が合えばよいのですが、そうでなければ自分が合わせていく必要があります。
色々な先生がいるのでこればかりは運です。
しかし、色々な先生と今後仕事していくことは間違いないので、もし性格が合わなくても悲観せず、勉強だと思って割り切りましょう。
指導教官に一番聞いておくべきことは、「指導方針」です。
ある程度自立にまかせてゆるく運営している教員もいる一方で、教員がキッチリ固めて締めていく方針の場合もあります。
あなた自身に合わない方針の場合もあるかもしれませんが、ここは色々なやりかたがあるという勉強だと思って、素直にその方針に従いましょう。
ほかにも、仕事を何時までやっているか、は聞いておくとよいと思います。
これは、要領の良さや実習生にかける時間がどれくらいあるのかがわかると思います。
②生徒名簿を手に入れて名前を覚えるべし!
実習がはじまると、多くの場合、あなたはクラスで人気者になります。笑
実習生は子供達にとって楽しみな存在であることは間違いありません。
その結果、多くの子供があなたと接したいと近づいてきます。
実習がはじまると、驚くほど忙しい毎日が待っています。
正直、名前を覚えていく余裕も無くなってしまうかもしれません。
もし可能であれば、子供たちの名簿をもらって、実習前に少しでも名前を覚えるようにしましょう。
子供達は自分の名前を覚えてもらえると喜ぶ一方で、一度でも間違えたり覚えていない事態がおこると距離をおいたりします。
子供たちの気持ちをつかむためにもぜひ実践してみてください。
③授業をする範囲及び教材を手に入れよ【最重要】
最重要となるのが、あなたが担当する授業の範囲を確認すること、そして教材を手に入れることです。
また、あなたが何コマ授業をするのかもしっかりと聞いておきましょう。
そして、実習がはじまる前に、簡単でいいので授業案を書き出しておきましょう。
例えば、50分の授業の中を「導入展開まとめ」の3つにわけ、それぞれどういった内容をやっていくのかを具体的に考えておくだけでも良いです。
私は教育実習が大学院入試と重なっていたため、実習中も入試勉強と両立させる必要がありました。
実習前に既に授業案を3週間分作ったおかげで、指導教官とも「研究授業はここらへんの内容にしよう」と初日から見通しをたてることもできました。
もちろん、この授業案はどんどん改訂していきますが、ゼロからはじめるのと、すでにあるものを改善していくのでは、改善のほうが圧倒的に楽です。
簡単なものでも良いので必ず授業案を作りましょう。
今回は教育実習において失敗しないためのポイントを事前打ち合わせ編として紹介しました。
ほかにも教育実習について今後随時紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
みなさんにとって良い実習になりますように!!
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