教員採用試験、面接対策…ちゃんとしてるはずなのに、なぜかうまくいかない。
そんな声を、これまで何度聞いてきたかわかりません。
こんにちは。私はかつて教員採用試験の面接官を務めていた経験を持ち、これまでに多くの受験者の面接対策をサポートしてきました。
今回はその立場から、「教員採用試験の面接で落ちる人の共通点」――つまり、やってはいけない面接対策の失敗例について、包み隠さずお伝えします。
◆ 面接で落ちる人は「模擬面接」に頼りすぎている
教員採用試験の面接対策として、まず多くの人がやるのが模擬面接。
たしかに一見、「本番に近い練習」ができそうで良さそうに見えますよね。
でも、正直に言います。
模擬面接ばかりやっている人、かなり危険です。
実際、こんなケースが本当に多いんです。
- 受け答えは丁寧。でも話の中身が薄い
- ニコニコしているけど、印象しか残らない
- ノックやお辞儀の角度ばかり気にして、肝心の「中身」は後回し
…これでは、合格は遠のくばかりです。
◆ 「印象」よりも「内容」!評価されるのは“考えの深さ”
「笑顔で!」「姿勢よく!」「ハキハキと!」
これらは面接マナーとして大事…ですが、それが評価の決め手にはなりません。
面接官が本当に知りたいのは、
- どんな教師を目指しているのか
- 子どもたちとどう向き合おうとしているのか
- 教育の現場に対して、どんな問題意識を持っているのか
――こうした“あなたの考え”です。
見た目や話し方は、あくまでプラスα。
逆に言えば、多少つっかえたって、緊張してしまっても内容がしっかりしていれば減点されません。
◆ 面接対策は「100個の答え」を用意するだけでOK
私がこれまでサポートしてきた合格者たち。
共通点はたった一つ――それは、
想定される質問に対して、しっかりと「自分の言葉」で考えを準備していたこと。
・「なぜ教員になりたいのですか?」
・「あなたの教育観は?」
・「不登校の児童がいたら、どう対応しますか?」
・「保護者対応でトラブルが起きたら?」
こうした質問に対して、自分なりの答えをストックしておくことが、最大で唯一の面接対策です。
もちろん、1字1句覚える必要なんてありません。
でも、「自分はこう考えている」「こう答えよう」と整理しておくことが、面接での安心感に直結します。
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【まとめ】本当に必要な面接対策は、たった一つ。
教員採用試験の面接において、
最大の失敗は「印象」対策ばかりして、「中身」を磨かないこと。
✔️ 模擬面接はやりすぎ注意
✔️ ノックの回数やカバンの置き方にこだわるのは時間の無駄
✔️ 面接の合否は「回答の内容」でほぼ決まる
どうか今一度、自分の考えと向き合ってみてください。
「伝えたいこと」がある人は、必ず面接で光ります。
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