現在、小学生のスマホ所持率は62.8%、中学生のスマホの所有率は87.4%となり、高校生にもなるとスマホ所有率は95.9%にもなります。

近年、多くの中学生がスマートフォンを持つようになりました。
しかし、一部の家庭では「スマホは不要」「まだ早い」と考え、子どもに持たせない選択をしているケースもあります。
私自身、教員をやっていて思うのは、持たせても悩みがあるし、持たせなくても悩みがでる、ということです。
持たせないことでの悩み:友達との人間関係、連絡手段、スマホを使いこなす力をつけられない、等
持たせることでの悩み:友達との人間関係のトラブル、スマホ依存、事件に巻き込まれないか、等
今回は、中学生がスマホを持っていないとどんなデメリットがあるのかを学校教員の立場で紹介していきます。
デメリット1 「リテラシーが育たない」
当たり前ですが、新たな技術がどんどんと私たちの生活を取り巻いていきます。
もはや、スマホ1つあれば稼げる時代です。
インスタなどのSNSインフルエンサーは年収数千万を稼ぎ出します。
いやいや、そういう人は特別でしょ?とおもうかもしれませんが、私の見立てでは、おそらくYOUTUBEをはじめとしたSNS広告は今後各会社が「必須」のものとなります。
現在、企業や学校でさえも「ホームページ」があるのは違和感ないですよね。
同じです。今後、企業や学校でさえもSNSが当たり前になる時代が10年以内に間違いなくきます。
こうした時代で、SNSをやってこなかった、なんていうのは、今の時代の「パソコン使えません」と同じぐらい致命的です。気がつけばどんどんと取り残されていくでしょう。
子供たちが大人になる頃にはスマホが使えないなんて労働人材として使えないという時代になるでしょう。
よくよく考えてみてください。最近の飲食店では、店員さんがもっていたこれまでオーダーをとる機械もスマホに取って返られています。
スマホを持つと最先端の技術を触れること、そして慣れること、さらには使いこなすこと、につながるのです。
デメリット2 結局こっそり買いがち
中学校の教員をやっていて、子供達のなかで「お前、スマホこっそり持ってるもんな!」という会話を聞くことがあります。
今ではゲオやブックオフで中古スマホなんて1、2万円で手に入れられる時代です。
なのでお年玉でこっそり購入という事例もたくさんみてきました。
もちろんこういった子供たちは、SIMカードはないので「通話」はできませんのでLINEができません。
しかし、今の時代、LINEよりもインスタのダイレクトメッセージや通話機能を使うことのほうが中学生は多いのです。
なのでwifi環境があれば彼らにとって問題はありません。
そして、wifiは今では学校でさえも通っている時代です。
ぜひ聞きたいのは、本当にお子さんはスマホを持っていないでしょうか?
もはや「スマホ購入を認めない」という時代は終わったと考えています。
デメリット3 社会から隔離される
「社会から隔離される」というと、大げさに聞こえるかもしれませんが全くそんなことはありません。
子供たちは2つの社会から隔離されます。
まず1つは、自分の友人関係などを含む普段生活する社会。
今や、自己発信は当たり前の時代で、友達がSNS上で何をしていたかを常に発信しています。
発信された情報をそもそも「知らない」ことで相手が優しくフォローをしてくれるでしょうか?
いいえ、友達もそんな面倒なことをしたいとは思いません。
良くも悪くも、友達と常にコミュニケーションをとる時代です。
もはや、学校外でコミュニケーションをとる時間のほうが多い時代なのです。
そうすると、相対的にコミュニケーションの量はほかの子よりも減ります。
そのため、仲良くなるにも時間がかかります。というよりほかの子がどんどんすぐに仲良くなります。
もちろん「うちの子はゆっくり仲良くしてくれればOK」という意見もあるでしょうし、それも良いです。
ですが、明らかにコミュニケーション手段の1つを失っているという事実は理解すべきです。
加えて、普段の社会からも隔離されることも理解しましょう。
いまや、新聞やニュースを見る人が減った時代、テレビドラマなども見る人が激減しています。
YOUTUBEなども含めて、今の時代は「見たいものを見る」時代で、「テレビでやっていたからたまたま見る」などは皆無です。
もし、あなたが旅行に行きたいと思ったら何をしますか?
私なら、正直「るるぶ」などの観光誌を本屋で買うのが好きです。
しかし、今の時代の子は、Tictokやインスタグラム、YoutubeなどのSNSで情報を集めます。
そして、私も最近それをするようにしたのですが、、、
やっぱり便利です。正直、るるぶなんかよりも数倍良いです。
もし、行きたい旅行先がピンポイントでテレビで紹介されていたらうれしくないですか?
それが当たり前のようにYoutubeで見られる、SNSで見られるのです。
今の情報の最先端は間違いなくSNSです。
デメリット4 結局依存症になる
子供のスマホ依存が心配だとして子供にスマホを持たせない親が多くいます。
しかし、今の時代、多くの人がスマホ依存ですよね。
電車の中でスマホをいじっていない人はどれくらいいますか。
寝る前、親はいつもスマホをいじってますよね。
結局、現代人はみんなスマホ依存なのです。
また、私の感覚では、スマホが与えられるのが遅い子は、その反動で依存になるケースも多いと思っています。
後回しにしたところでスマホ依存を防げるとは思えません。
デメリット5 教育的な効果
昔の人ほど「辞書は良い」と言います。
その気持ちもわかります。
しかし、スマホほどすぐに知りたいことを知れるきっかけになるものはありません。
また、今の時代に必要なのは、「問う」力だと思っています。
AIなどが存在し、すぐに「答え」が出される時代になりました。
以前言われていた「課題解決能力」などももちろん大事ですが、今ならChatGPTなどのAIが普通に答えの案を出してくれます。
しかしAIは疑問や問いに答えることができても、疑問や問いを作ることはできません。
ここに本質的な意義があると考えています。
私は、スマホは最大の教育教材だと思っています。
自分で気になったことをすぐに検索できる、その問いを常に持ちづづけることは重要なスキルなのです。
結論
中学生にスマホをもたせることは冒頭でもお伝えした通り、、持たせても悩みがあるし、持たせなくても悩みがでます。
しかし、もういい加減持たせましょう!
理由は簡単です。
この先必ずスマホを持たないといけなくなる時がくるからです。
この先、スマホを持たずに生活するのはなかなか厳しい時代がやってきます。
中学生のうちにその訓練をしていくべきなのです。
結局は①「悩む」、そして、②いつかは買う「必要がある」、ことを踏まえると、個人的には早く買う方がよいと考えています。
そのうえで、考えるべきは「持たせることでの悩み」を徹底的に対策することが必要です。
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