こんにちは。
教員採用試験対策を専門に指導している現役教育コンサルタントです。
教員採用試験において、「志望理由書」は合否を分ける重要な書類です。
しかし、受験生から多く寄せられるのが
「書き方がわからない」
「自分の思いを書いたけど、これで良いのか不安」
という声。
そこで本記事では、「よくあるBADな例」と「評価されるGOODな例」を具体的に紹介しながら、書き方のポイントをプロの視点から解説します。
【BAD例】こんな志望理由書では不合格?
例文:
私は小学生の頃から先生という職業に憧れており、ずっと夢を持ち続けてきました。子どもたちの笑顔を見るのが好きで、誰に対しても優しく接することができます。教員になったら、子どもたちに寄り添う温かい存在になりたいです。そして、どんな子どもも平等に扱い、全員が楽しく学べるようにしたいと思います。
このような文章は、いかにも“良いこと”を書いているように見えますが、実は以下のような問題点があります。
- 抽象的すぎる:どんな場面でどう行動するのかが分からない。
- 夢ばかり語っている:憧れや感情論に終始している。
- 行動の具体性がない:「楽しく学べるように」と言っても、どうやって?が不明。
- 結論がぼやけている:どんな教師になり、どんな教育をしたいのかが曖昧。
【GOOD例】具体性がある志望理由書はこう書く!
例文:
私は、子どもたちの「分かった!」という瞬間に寄り添える教員になりたいと考えています。大学の教育実習では、計算に苦手意識のある児童に対して、図や具体物を用いた指導を繰り返すことで、理解の定着を図りました。その結果、「初めて分かった!」という喜びの声を聞くことができ、この経験が教員を志す決定的なきっかけとなりました。今後は、個別の理解度に応じた指導計画を立て、学びに成功体験を重ねられるようなクラス運営をしていきたいと考えています。
この例では、
- やりたいことが明確:「分かった」を支える教員になりたいという軸がある。
- 具体的な経験と結びついている:教育実習の経験を通して、志望理由に説得力がある。
- 教育実践のイメージが具体的:「図や具体物を用いた指導」「理解度に応じた指導計画」など、方法まで書かれている。
- 育てたい生徒像が見える:「成功体験を重ねられる児童」への意識が明確。
このように、「何をしたいのか」だけでなく「どうやって実現するのか」を具体的に示すことが、良い志望理由書の鍵です。
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「GOOD例のように書きたいけれど、自分の経験だとどう書けばいいのか分からない…」
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まとめ
教員採用試験の志望理由書は、あなたの想いを「合格基準の言葉」に変換することがポイントです。
夢を語るだけではなく、具体的な経験と教育観の実践像をセットで伝えることが、合格への第一歩です。

このブログでは今後も、教育現場のリアルに基づいた実践的な情報を発信していきます!
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