私は、いわゆる有名私立大学の附属校で教員をしています。
一方で、インターナショナルスクールや県内で偏差値最下位ランクの学校でも勤務経験があり、様々な学力層の生徒を指導してきました。
当然、中学入試の問題作成経験もあります。
さらに言えば、都内で塾や家庭教師の経験もあります。
その経験から、今回は偏差値50以上、特に偏差値60以上の難関私立中学を目指すご家庭向けに、おすすめの塾選びについてご紹介します。
有名私立附属校教員だから言える!難関私立中学への塾選び
さまざま塾が世の中にはありますが、選ぶポイントは以下の2つです。
①授業の質の高さ
②受験情報の多さ
そして、先に結論をいうと、私は「東進オンライン学校」がベストだと考えています。
(もちろん、東進の宣伝ではないのでご安心ください。笑)
その辺りも踏まえて以下説明をしていきます。
授業の質の高さ
ここが意外と難しいのですが、大手塾であるほど教室によって講師の授業の質にばらつきがあります。
もちろん、質の高い教員にあたれば良いのですが、こればかりは運でしかありません。
また、中学受験は数年単位で通塾する場合が多く、そうなると、学年が上がる際に講師が変わることも多くあります。
しかし、映像授業の場合にはこういった環境要因に左右されません。
また、映像授業は一度取れば何千人が視聴します。
つまり、その1回の授業が東進の合格実績に大きな影響を与えます。
そのため、1回の授業の質は必然的に高くなるのです。
先ほど説明した通り、1回の授業あたりに何千人の子供が視聴するので、言い換えれば教員数はそこまで必要ありません。そこに人件費をかけることで業界でも素晴らしい講師陣を揃えています。
たくさんのスカウトによって講師陣があつまっており、これまでさまざまな授業を見てきましたが、東進の授業の質はピカイチです。
なぜ偏差値50以上の子供向きなのか?
ただし、東進オンライン学校は、偏差値はある程度高い子が受けるほうが良いと思います。
それは、オンライン学習はやる気がある子供には非常に適した学習環境なのですが、一方である程度の自主性が求められます。少なくとも、自分で座って静かに勉強できる力が必要です。
偏差値40台の子どもたちの中には、そもそも勉強に集中することが難しいケースも多く、その場合は対面指導の方が適していることが多いです。
そのため、東進オンライン学校はすでに一定の学習習慣が身についている偏差値50以上の子供向けと思っています。
四谷大塚出身の子どもが多数=お得意様扱いの利点
実際、私の勤務する学校では 四谷大塚出身の子どもがかなりの割合を占めています。
そもそも中学受験は大きく以下の3つで出身が分かれます。
①四谷大塚(系列も含む)出身
②その地域にしかないローカルな塾出身(個人塾という意味ではなく、その都道府県近郊にしか存在しないものの多くの生徒数をもつ塾があります。例えば名古屋で言えば、名進研など)
③それ以外出身(塾に通わないも含む)
なかでも、四谷大塚出身の比率はかなり多いと感じています。
四谷大塚の最大の強みは中学受験の専門性です。中学受験というフィールドで圧倒的な存在感を示しています。
中学受験は高校受験や大学受験以上に「情報戦」です。
そして、私学側もより良い生徒を確保したいので、お得意様先には様々な情報を流します。
もちろん裏口入学などの不正などはありませんが、とはいえどの程度のレベルであれば合格できるのか、今年度はどのような試験をしていくのか(例えば例年との変更点など)、などなど多くを共有しています。
四谷大塚向けの入試説明会なども普通に行われています。
この情報量こそ四谷大塚の最大の強みなのです。
東進の弱点
先ほど説明しましたが、四谷大塚のネットワークによる情報量はとても受験において魅力的です。
しかし、授業は地域によって質に差があるのも事実です。
ここまでしっかりとご覧いただいていればなぜ私は東進を勧めるのかはなんとなくご理解いただけると思います。
オンラインならば、東進の最大のメリットである質の高い授業を確実に受けることが可能です。
しかし、東進の最大の弱点は中学受験のネットワークが弱いことです。
大学受験では最大手ですが、中学受験においてはまだまだネットワークは狭いです。
実際、私の学校は東進で学校説明会は実施していませんし挨拶回りにもいっていません。
私が東進を勧める最大の理由
最大の理由は東進の中学受験に関しては、四谷大塚とタッグを組んで運営している、からです。
先ほど説明した通り、授業の質の高さは東進、情報量は四谷大塚、です。
東進オンライン学校では、中学受験指導のシェアNo.1を誇る四谷大塚と、日本一の東大現役合格実績を誇る東進がタッグを組み、厳選されたエース講師陣による授業がうけられます。
そう、よいところどりなのです。
まとめ
個人的に、東進は授業の質は業界でも一番良いです。
しかし、大学受験が専門のため、中学受験に関する情報は少なめです。
一方、中学受験は情報戦 でもあります。
少なくとも、
・志望校ごとの出題傾向分析
・受験スケジュールの管理
・学校別対策講座
これらの情報は、対面型の塾でなければ手に入りづらいですが、東進オンライン学校では四谷大塚のネットワークがあるため、カバーできます。
ぜひ本気で中学受験を考えるなら、東進を1つの選択肢にしてみてください!
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