【専門家が解説】小学生低学年習い事のおすすめ!認知能力と非認知能力をバランスよく育てるのが鍵!

小学校低学年の子どもの習い事を選ぶ際、

「認知能力」「非認知能力」の両方をバランスよく育てることが重要です。

近年、特に非認知能力の重要性が注目されており、大学入試においても評価の対象となっています。

今日は小学生低学年ではどのような習いごとにて「認知能力」と「非認知能力」を育てていくのか
おすすめの習い事を紹介します!

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認知能力と非認知能力とは?

認知能力とは、知識の習得や論理的思考、問題解決能力など、主に学力に関連する能力を指します。一方で、非認知能力とは、協調性や忍耐力、自己肯定感、コミュニケーション能力など、数値化しにくい人間性や社会性に関わる能力を指します。

近年注目される非認知能力の重要性

近年、非認知能力の重要性が多くの研究で報告されています。

例えば、国立教育政策研究所の報告書では、高い認知能力が生涯適応を促すという従来の考え方が見直され、非認知能力の重要性が指摘されました。

また、大学入試においても、非認知能力を評価する動きが見られます。例えば、慶應義塾大学医学部のアドミッションポリシーでは、以下のような評価基準が示されています。

「基礎学力に加えて、学習意欲・態度、使命の理解、倫理感、コミュニケーション能力、協調性、リーダーシップ、課題解決能力など、多様な要素を評価する」(慶應義塾大学医学部アドミッションポリシーより)

このように、学力だけでなく、社会で必要なスキルを評価する傾向が強まっています

認知能力を育てるおすすめ習い事

いわゆる学力や技術=認知能力を向上させるのに効果的なものとして、

学習塾や英会話教室、技術向上を目的としたサッカーや水泳などのスポーツ、技術向上を目的としたピアノなどの教室、などがあげられます。

ここで意識したいのは、認知能力を育成するということは、具体的にこんな技術を身に着けたいという目標があるということです。

つまり、ここで大事なのは「どんな力をつけたいか」を明確にすることです。

例えば、「サッカーの技術を上手くなりたい」のであれば、認知能力をあげるという観点でクラブの選定が必要なので、技術を上げられるような指導者がいるようなところを選びましょう。具体的には、大手が運営するような「ユースチーム」や「有名なクラブチーム」、が対象になります。

一方で、サッカークラブであっても、「技術指導は別によくて、あくまでコミュニケーション能力や礼儀などを伸ばしてほしい」という場合もあるでしょう。その場合は非認知能力を育てる視点でのクラブ選定になるので、もしかすると近所のサッカー少年団などでも良いでしょう。さらに言えば、この場合には「サッカー」にこだわる必要はなく、スポーツ全般の「体操教室」もよいですし、個人競技や団体競技などの特性から選んでもよいかもしれません

子どもとの会話のなかで、「○○を上手くなりたい」「○○をできるようになりたい」のであれば、それを達成できるような指導者や先生がいるところを選びましょう。

そうはいっても、なにかお勧めを教えてほしいということもあろうかと思います。

そこで私の小学校低学年でお勧めの習い事を紹介しましょう。

それは、公文やそろばんなどの学力の基礎を育てるような学習塾

です。あれ?スポーツは?とおもうかもしれませんが、私は小学校低学年の段階では「認知能力向上」としてのスポーツはあまりお勧めしていません。もちろん、「サッカーを上手くなりたい!」であればぜひともサッカーをやらせてあげてください。

しかし、特になにかやりたいわけではなければ、むしろ「非認知能力を育てる」目線でスポーツをさせるほうが良いです。それはこの後の項目で詳しく説明しますね

ただし、あくまで、認知能力を育てる=技術や学力を育てる、という目線では、1番は学習の基礎基本となる「読み書き」「計算」を反復徹底させる、公文、そろばん、がおすすめです。

あえて補足するならば、学校の授業の補習としての役割の塾や受験のための学習塾などはNGです。あくまでここは「読み書き」と「計算」に徹底したものを選んでください小学校低学年では、この「読み書き」「計算」の徹底がなによりも基礎になります。ぜひ、ご参考にしてください。

加えて、もう1つ紹介したいのが、水泳です。

水泳の強みは、効率よい有酸素運動と全身運動で、子どもの基礎体力と心肺機能向上に役立ちます

ここでは、水泳自体を上手くなるというのではなく、あくまで基礎体力と基礎運動能力の向上という観点でのおすすめですので、もし他のスポーツをするということであれば代替OKです!

非認知能力を育てるおすすめ習い事

非認知能力を育てるためには

芸術に触れさせること、そしてスポーツにて社会的スキルを身に着けることが大事だとされています。

芸術系

ピアノやバイオリン、絵画や習字などがこの候補になります。

個人的に、おすすめは、ピアノです。

理由は付加価値が高いからです。

ピアノは習い事のなかでも人気が高いのですが、その理由に「脳への影響」があります。

両手で奏でる行動は脳への良い効果が高いとされています。

それに加えて、学校では「合唱コンクール」などの行事があり、ピアノをやっているだけで伴奏などの活躍の場も設けられます。

こういった付加価値が大きいのがピアノなのでお勧めです。

スポーツ系

おすすめはチームスポーツです

また、付加価値という観点では、メジャースポーツがお勧めです。

具体的には、野球やサッカー、バスケットボールです。

理由は、競技人口が多いので「共通の趣味」になりやすいからです。

共通の趣味によって、友達の輪が広がる可能性は高く、また中学生での部活選びでも選択しやすい傾向にあります。

結論:選び方を簡単に!

子どもの習い事を選ぶ際には、認知能力と非認知能力の両方をバランスよく育てることが大切です。

認知能力を伸ばすなら公文・そろばん水泳
非認知能力を育てるなら芸術(特にピアノ)・スポーツ(特に集団スポーツ)

この中からそれぞれバランスよく選んでみてください!

お子さまの興味や性格に合わせて習い事を選び、将来の多様な可能性を広げてあげましょう!

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