私立中学選びで失敗しないために!現役教員が語る「学校の○○を見るべき」

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私立中学の選び方、意外なチェックポイントとは?

「私立中学を選ぶなら、まずは○○を見てください!」と言われても、ピンとこないかもしれません。

ですが、私は常に「駐車場を見てください!」とお伝えしています。

学校の経営状態や教員の質を判断する上で、意外にも駐車場が重要な指標となるのです。

本記事では、私立中学選びに失敗しないために、駐車場をはじめとした「見るべきポイント」を解説します。

私立中学の経営が不安定な学校の特徴

私立中学選びで注意したいのが「経営が不安定な学校」です。

経営が安定しない学校では、以下のようなデメリットがあります。

  • 教員の質が低い → 教育の質が低い
  • 教員の定着率が低い(優秀な教員ほどすぐに辞めていく)
  • 教育のカリキュラムも一貫性がない

せっかく高い学費を払っているのだから当然良い教育を子供に受けさせたいですよね。

こういう経営が不安定な学校は以下のような特徴があります。

① 年中「専任教員」の採用を募集している

私立学校のホームページを見ると、「専任教員」の募集が頻繁に掲載されている学校があります。

常勤講師や非常勤講師の募集は一般的ですが、「専任教員(正規採用)」を年中募集している学校は要注意です。

通常、私立学校の専任教員は、公立校の採用試験が本格化する前の4月〜7月に確保するのが理想です。

しかし、公立の採用試験の結果が出る10月以降に「専任教員」を募集し続けている場合、それは「公立の採用試験に落ちた人」を採るためであり、結果として教員の質が低い可能性が高いです

また、経営が安定している私立学校では、公立の試験より前に優秀な教員を確保するため、4月時点で採用試験を行います。このような学校は教員の採用倍率が高く、質の高い教育が期待できるでしょう。

② 教員の給料が低い学校は要注意

意外かもしれませんが、多くの私立中学は公立校の教員よりも給与が低い傾向にあります。

体感としては、約7割の私立中学は公立よりも給料が低く、3割の学校のみが公立よりも高い給与を支給しているという状況です。

給料が高い学校ほど、優秀な教員が集まりやすく、採用倍率も高くなります。逆に、給与水準が低い学校では、採用のハードルが下がり、誰でも採用されやすくなる傾向があります

③ 駐車場の車を見れば学校の経営がわかる

ここで本題ですが、私立中学の「教員用駐車場」をチェックすることで、その学校の経営状況や教員の待遇をある程度判断することができます

駐車場の高級車の数をチェック!

私立中学の教員用駐車場を見たときに、高級車が多く並んでいる学校は、教員の給与水準が高く、経営が安定している可能性が高いと言えます。

例えば、

  • 外車(メルセデス・ベンツ、BMW、アウディなど)が多い → 給料が高い可能性大!
  • 国産の高級車(レクサス、クラウンなど)が多い → 安定した給与が出ている!
  • 軽自動車やコンパクトカーばかり → 給料が低い可能性あり…

もちろん、すべての教員が車を所有しているわけではないため、駐車場だけで判断するのは難しいですが、一つの指標として活用できます

失敗しないための私立中学選びのポイント

1. 学校のホームページで「専任教員」の募集状況を確認する

→ 4月以前に募集をかけているか、年中募集していないかをチェック。

2. 教員の給与水準をチェック

→ 給料が高い学校ほど、優秀な教員が集まる傾向に。

3. 駐車場の車の種類を確認する

→ 高級車が多ければ、給与が高く、教員の待遇が良い可能性あり。

4. 学校見学や説明会に参加し、雰囲気を確認する

→ 実際に訪問し、在校生や教員の様子を見ることで、より具体的な情報が得られる。

まとめ

私立中学選びでは、偏差値や進学実績だけでなく、学校の経営状況や教員の質を見極めることが重要です。

そのための意外なチェックポイントとして「駐車場の高級車の数」は有効な指標の一つです。

「専任教員の募集が頻繁」「駐車場に軽自動車ばかり」といった学校は、経営が不安定で教員の給与水準も低い可能性があるため、慎重に検討するべきでしょう。

お子さんにとって最適な環境を選ぶために、ぜひこの記事を参考に、慎重に学校選びをしてください!

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