子供とスマホ:学校現場でよく見るトラブル5選

学校現場での指導も徐々に時代とともに変容していると感じています。

近年、スマートフォンは子供たちの生活に欠かせないものになりました。

しかし、その一方でさまざまなトラブルが発生しています。

今回は、学校教員が実際に目にしたスマホに関連するよくあるトラブルを5つ紹介します。

実際に起きてからだとプライバシーの部分で話題にしづらかったりするので先にこういう話を子どもにすることは大事だと思っています。

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1. 課金で親のお金を使い込む

数年前にスマホゲームの課金トラブルは非常に増えました

特に、ゲーム内でのガチャやアイテム購入により、子供が親のクレジットカードや電子マネーを無断で使用するケースが後を絶ちません

私の担任したクラスの生徒の中には、100万円を超える高額課金をしてしまい、親が警察に相談する事態にまで発展したケースもあります。

ただし、これが社会問題にもなりつつあったので、最近は各端末やアプリである程度制限がかけられています。

なので少しずつ減った印象があります。

ですが、少なくとも今の時代「課金」は当たり前になりつつあり、ゲーム自体が無料であることも少なくありません。

つまり、これまでは「ソフトを買う」ことにお金を出していましたが、ソフトは無料、ただしアイテムは有料、という時代なのです。

2. SNS上での性的な画像のやり取り

LINEやSNSを通じて子供たちが性的な画像を送り合うケースが増えています。

軽い気持ちで送った画像が拡散され、取り返しのつかない事態になることもあります。

児童ポルノ法に抵触する可能性もあり、犯罪に巻き込まれるリスクが非常に高い問題です。

私の学校では、SNS上で画像を求められて裸の写真を送った、彼氏彼女の関係となってお互いに送り合った、高校生にもなると性的行為中に動画撮影をした、ということも事例としてあります

しかもそういう子は割と学級委員のような子だったりすることも少なくありません。

個人的には、SNS上での性的な画像や動画のやりとりは近年で一番増えたトラブルだと考えていて、今後もかなり増えると想定しています

3. SNS上でのやりとりによる友人関係のトラブル

SNSは便利なツールですが、言葉だけでのコミュニケーションは誤解を生みやすく、友人関係のトラブルにつながることが多々あります。

「既読無視された」「グループから外された」などの些細なことが、大きな人間関係の問題に発展することもあります。実際、これについて、年に1度は指導案件として上がってきますが、とはいえ、最近は減少傾向です。

おそらく、既読スルーなどもある意味「常識」になりつつあり、あまり気にされないような常識になってきたように思っています。

4. ゲーム依存

スマホゲームには中毒性があり、遊びすぎて昼夜逆転する子供も少なくありません。

気づけば不登校になってしまったケースもあり、学校現場でも深刻な問題となっています。

昔は、夜遅くまで「一人でゲーム」が多かったのですが、数年前から「通話をしながら仲間内でオンラインゲーム」というのが主流になりました

これは今後も主流として続いていく予感がしています。

5. 「いいね」欲しさに違法行為

SNSで「いいね」をもらうために、無理な挑戦をしたり、危険な行動をとる子供が増えています。

承認欲求が歪んでしまい、自己肯定感の低下につながるケースもあります。

また、問題行動をすることで「いいね」をもらおうとする子も多く、ひどい場合には飲酒や窃盗、暴力行為などの違法行為をSNS上にアップするという事例もたくさんみてきました。

まとめ

今日は学校現場で実際に見たスマホトラブルに関する5つの事例を紹介しました。

ぜひみなさんの事例も教えてくださいね!

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